何もかも忘れてしまうような時間を過ごす時、ありますか?
私はすぐに感動してしまう性格のせいか、よくこういう時間が訪れます。
前に書いたオペラを見たときももちろうそうなのですが、最近習い始めたイタリア語のレッスンでもこれが起こることが判明。
まだ始めて数回ですが、レッスン中、いろいろな新しい言葉に出会って、気持ちを伝えるフレーズを習ったりしていると、アドレナリンがドバッと出るのか、嬉しい気持ちで満たされて失神しそうになります。
帰りの自転車は、幸せの余韻に浸りながら、ニコニコ満面の笑みでこいでいく、ちょっと恥ずかしい帰り道です。
レッスン中も、あまりに私が興奮している様子に先生も気づくのか「Michie, piano piano(ゆっくりゆっくり)」とたびたび言われるほど。
嫌なことがあっても、気分が落ち込んでいても、明日のことで焦っていても、何もかも忘れていられる時間があるというのは、幸せなことだなぁ、と思います。
この瞬間、この血流、私きっと10歳若返ってる、と思うほど自分が生き生きしていることを感じるのです。
このワクワクドキドキ、これが遠い昔あったか覚えていない青春か!と。
一度心に入ってきた幸せは、徐々に薄まったとしても、逃げていくことはないので、貯金しておこう、と思うのです。
こんな時間の貯金がたくさんあれば、いつか乗り越えられないと感じるほどの苦しいことがきたとしても、なんとか前に進めるのでは、という気がします。
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