子供の頃からピアノを習っています。
昔、毎週のレッスンで、同じ箇所なのに、毎回先生から違うことを注意され、戸惑いでいっぱいになることがよくありました。矛盾してない?と。
先週は、ここ大きな音で、って言われたのに、今週は、ここ小さく、って言われた。とか。
先週は、ここなめらかに、って言われたのに、今週は、ここはっきりと、って言われた。とか。
親から受ける注意も、同じようなことを感じたこともありました。
大人になって、ようやく気付いたこと。
先生も親も私自身も、誰もが毎日成長している、ということ。
一度として同じ演奏はなくて、一度として同じ過ちはなくて、一度として同じ考え方もなくて、一度として同じ注意もありえないということ。
今日、今、この瞬間の私に必要な言葉がこれだった、ということだったのだな、と大人になってようやく気付いたのでした。
先生が日々前進している、ということに気づいたことは、実際はとても衝撃的で、先生は常に一貫して同じことを伝えるのが良いとは限らないのでは?、と自分自身に対して問いかけるきっかけにもなりました。
私もサロンを始めた頃と、現在のレシピとでは、全く何もかもが違っている、と感じます。 方向転換してよいのだろうか、と不安になることも多かったのですが、今は変わっていくことに恐怖はなくなりました。
常に自分が良いと思うことを学び続ける、常に自分が正しいと信じる道に進み続ける、これが私の歩み方だ、と感じているからです。
なぜなら、私は日々前進しているから。
なので、去年お伝えしたことと違うことを今年は言っているかもしれません。今一番良いと感じることをお伝えするからです。
去年のレシピはもう二度と教えません。今一番良いと感じるレシピをお伝えするからです。
それがいい、と思ってくださるなら、いらしてください。
私が今最前と思うこと、お伝えしていきます。
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