• Michie

Istanbulへの旅 そしてお茶会 その3

最終更新: 2018年9月5日



いつも苦心して作り上げるお茶会メニュー。


今回はトルコ料理をお出しすることに決めていて、トルコへ行ってきたので、

もちろんそう簡単に完成しないとはわかっていましたが、それでも料理に関しては楽観していた私。


帰ってきてもちろん苦労するはめに陥ったのですが、それよりももっと苦しんだのは、テーマでした。



イスラム教に関連する伝説をテーマに取り上げてしまった私は、その奥深さと難しさに、勉強すればするほど気づき始め、お茶会一週間前にして、レジュメを書く筆が止まり、混乱して焦りと不安で錯乱しそうになったのでした。


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そんなとき、イスタンブールで過ごした日々を思い出しました。


モスクに入った時のこと。

美しいアラベスク模様の天井に圧倒され、お祈りを捧げている人々を遠くからぼんやり眺めながら、美しい絨毯のしきつめられた床に、歩き疲れた足を投げ出して(失礼!)座り込んでいました。

キリスト教の教会とは違って、偶像もなく、絵画もなく、音楽もないので、どこをみるともなく眺め、360度美しいエキゾチックな模様と雰囲気に囲まれているのをただただ全身で感じていました。



突然、不意 に涙がこみ上げて、頭を覆っているスカーフを深々とかぶり直してポロポロ泣きました。

なぜ生きているのだろう、なんのために生きていくのだろう、ここはどこなんだろう、なぜ私はトルコに来たのだろう、なぜこの人生を選んだのだろう、泣きながら、そんなことを思う時間をしばらく過ごしたのでした。


丘の上にあるモスクの前には美しい緑の芝生が広がり、夕方遅くなるとピクニックをする人々があふれていました。

目の前は、イスタンブールを見渡す広大な景色、遠くに見えるガラタ塔、別のモスクの尖塔、ボスポラスの海峡、行き交う船、橋、青い空、たくさんのカモメ、、、



日が落ちると街は光で溢れ、あたり一面輝く景色に、これは夢?と思うばかり。一望した瞬間にまた涙がこぼれる美しさでした。




偶然か、必然か、その日の夜は皆既月食だったのです。

登った月は赤く、光り輝くイスタンブールの夜景の横で私を見ている赤い月があるなんて、、、ここに来たことを運命だと感じた瞬間でした。


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帰国してテーマに苦しんでいた私を包んでくれたのは、思い出すと胸が熱くなる、そんな記憶の数々でした。


何に悩んでいるの?何がやりたいの?どうして苦しいの?


この深く記憶に刻まれた体験は、思いをめぐらすと、今ここにいることを忘れてしまいそうになるくらい、私の人生を変えるものでした。



私には、トルコ人の大切な友人がいます。

彼は敬虔なイスラム教徒です。

お茶会の勉強で苦しんでいる私を、彼もまた大きく支えてくれました。


知っているありったけの知識を私に提供してくれ、様々な資料や画像を調べて送ってくれたりして、全面的に助けてくれました。

「イスラム教のことを勉強してくれてありがとう」彼の言葉です。


私の考えや結論を何度も聞いてはアドバイスをくれ、ときには「それは自分で考えなくちゃ」と突き放し、また寄り添って歩いてくれました。

私の読んでいる本を彼も探してあらすじを書いてくれたり、意図するところを要約してくれたりもしてくれました。


料理に関しても、伝統や習慣を彼に聞きながらメニューを組むところから飾りつけまでアドバイスをもらいました。

私の選んだどの料理も、あ、それ大好きなスープだな、それ大好きなデザートなんだ、というコメントをもらうにつけ、伝統にも食にも、本当に愛情を持っているんだなぁ、と感動するばかりでした。


こうしてとうとう最終的な結論がでないままレジュメを書き上げ、お茶会が始まりました。


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