習い事、なにかされていますか？
私の周りはお稽古事に熱心な方がたくさんです。
それもそのはず、私が自宅でお料理を教えていて、母も茶道を教えているので、常にそういう方々に囲まれているわけなのです。
その方々を見ていて思うのは、若い！
それがとにかく断トツ一位の印象。
お茶をされているお年を召した方もたくさんいらっしゃるわけですが、八十歳を超えても、まだまだ勉強ですね、とキリッとお着物着られておっしゃる様は、武家の娘？大奥？と思うほど。
美しくかっこ良すぎるのです！
私も、貪欲で好奇心旺盛で、まだまだ勉強たりない！と日々感じているタイプですが、気力も体力も敵わないと感じるほど生命力にあふれていらっしゃるのです。
お茶だけでなく、仕事とは関係なく自分の心に従って何かを習う、ということは、心を若返らせる最大の方法ではないか、と私は感じています。
熱心に勉強するタイプの習い事や、鍛える運動系、心を癒すもの、何かを作り出すもの、いろんな稽古事がありますが、どれも自分のための時間。
私はそれが本当に素晴らしい効果を生み出していると思うのです。
自分のために生きているということなのだ、と。
だからこそ心から美しくハツラツとなるのだ、と。
高いお化粧品を使っても、ブランド品で身を固めても、内側からの生命力と美しさには何者も敵わないと思うのです。
私の生徒さん方を見ていても感動することがよくあります。ああ、人ってこんなに成長するのね、こんなに変化していくのね、と。
私もこうであらねば、と常に思わされる瞬間です。
私も習い事をいくつかしていますが、成長していない、と自分で感じるときもあります。
やる気のないときです。
そんなときの自分は、心も顔も態度もきっといつもよりずっと美しくないのです。そうヒシヒシと感じるのです。
そんな自分が嫌になります。
逆に楽しく真剣に習っているとき、本当に心がワクワク幸せに満ちて、口角も上がるのです。こんなときの私はきっと、肌ツヤもよくいつもより美しいに違いないと思うのです。
常に熱心でいることも難しいかもしれないのですが、まずはこう感じることが大切なのかもしれません。
今私は自分のためだけに、自由に自分の人生を生きている、と。
なんて素晴らしい時間なのだろう、と感じられたら、もう若さへの秘訣は知ったも同然。
若さも美しさも、必死で手に入れようともがいて求めるものではないのかもしれません。
本当は幸せを感じられる人には、オマケで付いてくるようなものかもしれません。
幸せな人生ってこういうことかもしれませんね。