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  • 執筆者の写真Michie

テーブル&料理教室 5月レッスン


5月サロン、今回は中華料理を皆さんに楽しんでいただきました。

今回のメニューは、

「野菜のピーナッツディップ」

「酸辣湯」

「ベジ麻婆豆腐」

「マーラーカオ」

でした。


ボリューム満点でとっても美味しい中華、でも、どうしても普段外で食べると胃に少し負担が大きい。油とお肉を多めに使っているせいもあるかもしれません。


今回もお肉ゼロ、油もできるだけ少なめに、お野菜はたっぷりとしあげていきました。皆さまお帰りになられてから、ご家庭で作られてから、いかがでしたでしょうか。


中華だしなどもサロンでは使うことがないので、こくを出すために様々な工夫をしていますが、普段濃い味付けや、お肉のしっかりした油の味に慣れていらっしゃる方は、物足りなく感じられるかもしれません。


人の味覚は本当に柔軟だなぁと思うのですが、何かを長年食べていると、それが一番美味しいと感じるようになると思うのです。

母親の思い出の味ももちろんその一つですよね。

インスタントラーメンを毎日食べていれば、それが一番美味しいんだ、と体は慣れていくものです。

ということは、好きでないものも、食べ続けると好きになるかも、という風にも考えられますよね。


先日サロンで、こんな素敵なお話をお聞きしました。

まだ食卓がそんなに豊かでなかった時代、ある方のお母様が子供達のおやつによく蒸しパンを作ってくださったそうです。きっちり計って作ったりするわけではないので、膨らませるために重曹をどさっと入れて。重曹はたくさん使うと苦味のでるものですが、そのちょっと苦い蒸しパンの味が懐かしくて忘れられない大切な思い出だとおっしゃっていました。


人の味覚と記憶は密接に繋がっています。

忘れていても、食べると思い出す記憶もたくさんあることでしょう。


さて、私はこう考えるのです。

今私は子供がいませんが、もしも子供がいたら、どんな記憶を作ってあげたいだろう、と。

そして私自身も、どんな記憶を紡ぎたいのだろう、と。


どういう食事が好きで、何を一番美味しいと感じてこれから先生きていきたいのだろう。

体にはどういう食事がよいのだろう、体が喜ぶ食事はなんだろう、と。


美味しい、幸せ、と感じなければ、どんな食事も苦痛にしかなりません。

美味しい、毎日食べたい、そんな料理が体に良ければそれが最高ですよね。


ああ、またあの時のあれが食べたい。

あの時、美味しかったよねー。

そんなステキな記憶いっぱいの食生活が私の理想です。


皆さんは毎日食べるどんな食事を夢に描きますか?

過去を振り返った時、どんな思い出の食事を思い描きますか?


私の模索の旅はまだまだ続いてます。


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